※掲載されている情報が最新でない場合がございます
配合の基本を押さえて強い馬を目指そう
強い競走馬を生産するうえでとても重要になるのが、馬の血統を意識した「配合」。自分なりに血統を考えて繁殖牝馬を生み出し、強い産駒を誕生させるのは本作の大きな楽しみだ。
そこで今回は、クロスや配合理論など『ダービースタリオン マスターズ』の配合の基本についてあらためて解説する。
配合の仕組みを覚えて、自分の狙いに近い馬を生み出そう。
血統を意識して配合ができるようになると、ゲームの楽しさはさらに広がる!
クロス(インブリード)とアウトブリード
種付けのときに牧場長が教えてくれる「クロス」とは、近親交配、つまり種牡馬と繁殖牝馬に血統上の交わりがあること。
インブリードとも呼ばれ、競走馬の能力に大きく影響する重要な要素だ。
体質が下がりやすい場合などは牧場長が教えてくれるので、コメントは要チェックだ
クロスが成立するのは、父と母の血統で5代以内に同じ馬がいるとき。生まれてくる馬には血統内のクロスした馬が持つ因子の能力が上がりやすくなる。
種付け選択時、クロスが成立する種牡馬は馬名が赤、枠内がオレンジ色に。引き継がれる因子がある場合は、因子タブを見ると、馬の名前が赤くなり因子が点滅する(画像赤枠)
クロスをしている馬の世代の数を指して「〇〇の4×3」のように示されるときがある。この場合は、父方の4代前と母方の3代前に同じ種牡馬がいると出るコメントだ
反対に、クロスにならない配合は「アウトブリード」と呼ばれ、因子を引き継がない代わりに、体質の高い丈夫な馬が生まれやすくなっている。
種付け選択時、馬名が黒で枠内が白い種牡馬は、アウトブリードの組み合わせとなっている。因子の恩恵は受けられないが、インブリードの馬より劣るとは限らない
配合理論の仕組み
配合でもうひとつ重視すべきなのが「配合理論」だ。
配合理論は種牡馬を選ぶ時、枠の右上に表示され、「面白い配合」「よくできた配合」「見事な配合」「完璧な配合」「危険な配合」の5種類が存在している。
種付け時には、左下ボタンをタップすると配合理論で種牡馬を並べ替えることも可能。種牡馬選びに迷ったときの参考になる
配合理論は、種牡馬と繁殖牝馬の「親系統」の組み合わせで決まる。親系統は馬の「祖先」がわかるもので、現時点の『ダビマス』では以下の15種類の親系統が存在している。
- Eclipse(エクリプス)
- Fairway(フェアウェイ)
- Hamptom(ハンプトン)
- Herod(ヘロド)
- Himyar(ヒムヤー)
- Matchem(マッチェム)
- Nasrullah(ナスルーラ)
- Native Dancer(ネイティヴダンサー)
- Nearctic(ニアークティック)
- Phalaris(ファラリス)
- Royal Charger(ロイヤルチャージャー)
- St.Simon(セントサイモン)
- Swynford(スウィンフォード)
- Teddy(テディ)
- Tom Fool(トムフール)
面白い配合
「面白い配合」とは、種牡馬と繁殖牝馬、それぞれの父・父母父・母父・母母父の計8頭の祖先馬に、親系統が7種類以上ある配合。
この配合理論の産駒は、勝負根性が高くなる傾向がある。
この画像の8カ所の緑帯部分うち、親系統が7種類以上となるときに成立する。この場合、Nearctic以外は親系統の重複がなく、全部で7種類の親系統が入っている
よくできた配合
「よくできた配合」は、種牡馬の父父母父・父母母父・母父母父・母母母父と、繁殖牝馬の父・父母父・母父・母母父の各4頭の親系統の中に、3種類の同じ親系統があると成立する。
この配合の産駒はクロスしている因子の能力が強く、継承されやすい。
水色帯部分と緑帯部分の親系統に、それぞれ同じ名前が3つあれば成立。この場合、Native Dancer、Fairway、St.Simonの3つがそれぞれに入っている
見事な配合
「見事な配合」は、種牡馬の父父母父・父母母父・母父母父・母母母父と、繁殖牝馬の父・父母父・母父・母母父の各4頭の親系統の系統構成が同じ場合に成立する。
クロス効果が「よくできた配合」よりも強く、継承されやすい。
ちなみに重複している親系統がある場合、種牡馬と繁殖牝馬で重複している親系統が異なっても成立する。
水色部分と緑部分の親系統が同じ構成のときに成立。この場合はNearcticが2つ、Royal ChargerとTeddyが各1つの組み合わせになっている
完璧な配合
「完璧な配合」とは、見事な配合と面白い配合が同時に成立している配合。
この配合の産駒は勝負根性があり、クロス効果も大きく発揮されやすい。
種牡馬側のピンク帯部分と、繁殖牝馬側の緑帯部分に親系統が7種類以上、かつ水色帯部分と緑帯部分の親系統の構成が同じ。難しい条件だが、大きな効果が期待できる
危険な配合
残る「危険な配合」は、種牡馬の父と繁殖牝馬の父が同じ馬などクロスが濃すぎる配合だ。気性や体質に悪影響が出やすいので、できるだけ避けたい。
種牡馬の父と繁殖牝馬の父が同じ、といったケースが危険な配合。リスクが高すぎるため、オススメできない
配合理論を成立させる代重ねの方法
自家生産の繁殖牝馬で配合理論を成立させたい場合、狙って代重ねをするのがセオリーだ。
ここからは、既存の種牡馬で「見事な配合」を成立させたい場合の、代重ねのやり方を紹介しよう。
まずは代重ねの〆にしたい種牡馬の親系統をチェック。
種牡馬側の「見事な配合」成立条件になる父父母父・父母母父・母父母父・母母母父を調べ、繁殖牝馬側にどの系統が必要になるかを確認しよう。
EclipseやMatchemのような現在では主流から外れてしまった親系統が複数入っている場合、繁殖牝馬の用意には苦労することになる。
Nasrullah、Native Dancer、Nearctic、Royal Chargerなど、反映している親系統で構成されている馬であれば、繁殖牝馬を用意しやすいだろう。
今回は、星3種牡馬コンデュイットを例に、見事な配合となる繁殖牝馬を生み出す過程を解説しよう。
こちらは星3種牡馬のコンデュイットの親系統。赤枠部分が配合理論の成立条件で、Herod、Nasrullah、Royal Charger、Native Dancerと比較的そろえやすい
続いては繁殖牝馬の用意だ。父と母父の親系統の2つが、〆に使いたい種牡馬の成立条件となる4頭の中に入っている繁殖牝馬をセールや自家生産で用意しよう。
そして、残りの成立条件を満たす父と母父を持つ種牡馬を、その馬に種付けするといい。
この際に注意してほしいのは、〆に用いる種牡馬との間でインブリードが発生するように、同じ因子を持つ祖先を含む種牡馬か繁殖牝馬を使用すること。
「見事な配合」「よくできた配合」はクロスが成立していないと恩恵を受けられないため、親血統だけでなく、因子にも注目しよう。
今回は、父Royal Charger、母父Native Dancerの繁殖牝馬に、父Nasrullah、母父Herodの種牡馬を配合。枠で囲んでいる父、母父の血統がポイント
こちらが誕生した馬の親血統。牝馬が生まれるとは限らないので、根気よく繰り返そう
生まれた馬が牝馬で引退後、繁殖牝馬になれば、コンデュイットとの間に「見事な配合」が成立させられる。
産駒の能力は配合理論だけでなく、両親の能力(体質や気性、距離、成長、ダート適正など)も重要だ。
より優秀な仔を誕生させるため、生まれた牝馬はしっかり育成・調教し、レースに走らせて能力や実績を上げておこう。
記事提供: