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種牡馬の情報を把握して強い馬づくりに活用せよ!
種牡馬の情報は種付け時や、牧場の種牡馬リストで確認でき、種牡馬が産駒の能力に与える影響がわかるようになっている。
情報を見られるのは、種抽選で入手済みの種牡馬だけ。新しい種牡馬を手に入れるたびにリストに増えていく。
馬名の上にある「能力表」「因子」「親系統」「子系統」の4つのタブで、表示される情報を切り替えられる
種牡馬の能力を知ることで、自分の狙った能力の馬を生み出しやすくなるので、それぞれの項目の見方を覚えて、配合に活用しよう。
能力表の見方は、牧場画面のメニューにある「?」マークから見られるヘルプで確認可能だ
能力表で、まず注目すべきは「距離適性」と「ダート適性」。
特に距離適性は産駒の距離適性に大きな影響を与えるため、将来、どのようなレースを目指したいかを考えながら選ぶことが重要だ。
次に注目すべきは成長タイプ。成長タイプが早熟な馬は早くから活躍できるぶん、4歳を越えてから能力が衰え始めるのが早い。
そのため、4歳以上のGIを目指す場合は晩成、2歳GIやクラシックを目指すなら早熟~普通を選ぶといいだろう。
産駒の能力は繁殖牝馬のものも大きく影響する。繁殖牝馬になると能力や適性が見られなくなってしまうため、競走馬を引退する前に確認しておこう
次に注目するポイントは「実績」と「安定」だ。
「実績」は、産駒に伝わる種牡馬の能力の高さを表しており、実績が高い種牡馬ほど、素質ある産駒が生まれやすい。
「安定」は、両親の能力の産駒への伝わりやすさを示しており、安定が高ければ、両親の能力を受け継いだ馬が生まれやすくなる。
逆に安定が低いと、産駒の能力にばらつきが生じ、両親より能力が低い馬が生まれることもあれば、能力が高い馬が生まれることもある。
因子を使って能力アップ!
「因子」タブでは、その馬の血統と、競走馬の遺伝子に刻まれた才能ともいえる「因子」が確認できる。
血統表の中にアイコンのように並んだ因子。父馬が備えた因子が表示されている
競走馬の因子はすべてで12種類あり、配合時に繁殖牝馬の血統とクロス(インブリード)が成立すると、クロスした祖先の因子に応じた能力に影響を与える。
見事な配合や完璧な配合などの配合理論で生まれた産駒は、因子の効果が強く反映されやすい。
12種類の因子の意味
- 短距離:短距離に対する適性。競走馬のスピードによい影響がある
- 速力:競走馬のスピードによい影響を与える
- 疾走:競走馬のスピードによりよい影響を与える
- 底力:競走馬のスタミナによい影響を与える
- 長距離:長距離に対する適性。競走馬のスタミナによい影響がある
- ダート:ダートコースへの適性によい影響を与える
- 丈夫:競走馬の体質によい影響を与える
- 早熟:成長タイプが早熟傾向になりやすくなる
- 晩成:成長タイプが晩成傾向になりやすくなる
- 堅実:競走馬の気性によい影響を与える
- 気性難:競走馬の気性に悪い影響を与える
- 中距離:競走馬のスピードとスタミナによい影響がある
繁殖牝馬との間でクロスが発生する祖先は名前が赤くなり、効果を発揮する因子が点滅する
産駒の素質は、種牡馬の実績と安定や、繁殖牝馬の能力に左右される。
しかし、因子をクロスさせることで狙った馬に近づけやすくなるため、伸ばしたい能力があれば積極的に狙っていこう。
親系統と子系統
残る「親系統」と「子系統」のタブでは、それぞれ血統の「祖先」を表す系統を確認できる。
「親系統」は配合理論に直接影響する重要な情報。
親系統の組み合わせによって「面白い配合」「よくできた配合」「見事な配合」「完璧な配合」が成立すると能力の高い馬が生まれやすくなる。
各配合理論について、以下の記事を参考にしてほしい。
親系統で特定の組み合わせを達成できると、配合理論が成立。牧場長のコメントで教えてもらえる
「子系統」は、親系統から枝分かれしたさらに細かい系統を表している。
子系統には相性があり、種牡馬に対して、繁殖牝馬が相性のいい子系統を持っているとよい影響があるようだ。
プレミアム種抽選では画面中央に注目馬が表示されているときに「オススメ配合」をタッチすると、桜子アナのアドバイスが見られる
種牡馬の血統のココに注目!
配合理論を成立させるためには、種牡馬と繁殖牝馬の親系統が重要になるが、血統表を見ても、どの馬が配合理論を成立させやすいのか、わからないという人もいるだろう。
そこで、どんな馬が配合理論を成立させやすいのか、見るべきポイントを解説しよう。
配合理論の成立を狙う場合、最初に注目するのは種牡馬の父父母父、父母母父、母父母父、母母母父の4つ。
この血統の中に、手持ちの繁殖牝馬の父、母父の血統が含まれていれば、配合理論を狙うチャンスだ。
上の写真で囲んでいる箇所の血統に注目
以下の親系統は、持っている種牡馬・繁殖牝馬が多く血統に取り入れやすいため、条件になっている種牡馬がいれば、配合理論を成立させやすい。
- Royal Charger(ロイヤルチャージャー)
- Nearctic(ニアークティック)
- Native Dancer(ネイティヴダンサー)
- Nasrullah(ナスルーラ)
また、これらの親系統の種牡馬が持っていることが多いおすすめの因子をピックアップした。繁殖牝馬を配合する際に、上記の祖先を取り入れると、クロスの効果が狙いやすい。
馬名 | 親系統 | 因子 |
---|
サンデーサイレンス | Royal Charger | 底力、速力 |
Roberto(ロベルト) | Royal Charger | 早熟、長距離 |
Hail to Reason(ヘイルトゥリーズン) | Royal Charger | 底力 |
Northern Dancer(ノーザンダンサー) | Nearctic | 底力 |
ノーザンテースト | Nearctic | 堅実、速力 |
Nijinsky(ニジンスキー) | Nearctic | 底力、長距離 |
Lyphard(リファール) | Nearctic | 速力 |
Nureyev(ヌレイエフ) | Nearctic | 速力 |
Danzig (ダンチヒ) | Nearctic | 早熟、短距離 |
Mr.Prospector(ミスタープロスペクター) | Native Dancer | 底力、速力 |
Bold Ruler(ボールドルーラー) | Nasrullah | ダート、速力 |
サンデーサイレンスは、日本で一時代を築いた大種牡馬。持っている種牡馬は多いのでインブリードで速力と底力を上げよう
Northern Dancerは世界を股にかけて広がる種牡馬。Nearctic以外の親系統の馬でも、血統の中に入っていることが多いので、インブリードさせやすい
とはいえ、配合理論を狙って馬を配合するのはむずかしい。なれないうちは繁殖牝馬セールで、積極的にゲノム解析を活用していこう。
自分で狙うのがむずかしい配合理論でも、繁殖牝馬セールを活用すればかんたんに成立する組み合わせを見つけられることも
また、配合理論成立を狙う際に注意したいのは、めずらしい親系統が必要になる種牡馬。
2017年2月現在、以下の親系統を持っている種牡馬は数が限られているため、配合理論成立のための難易度が高い。
しかし、逆に少ないのを利用し、ここであげた種牡馬を持っていれば、軸に配合理論成立を目指すのも手だ。
※2017年7月にリストを更新しました。
※ ()内は父に持つ種牡馬の場合は母父、母父に持つ種牡馬の場合は父の親系統
奥が深いダビマスの配合だが、種牡馬と繁殖牝馬の能力や血統を見比べて勉強する癖をつけると、より一層ダビマスの配合を楽しめるだろう。
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